ノミ・ダニ予防ガイド【甲賀市にお住まいの飼い主様へ】愛犬・愛猫とご自身の健康を守る

ノミ・ダニ予防ガイド

身近に潜むノミやマダニ。

かゆみだけでなく、時には命に関わる病気を運んでくることをご存知ですか?


「うちの子は室内飼いだから」「冬は大丈夫でしょう?」という油断は禁物です。
甲賀市の気候(土山・信楽の気象データより)と、ノミ・マダニの生態、そして特に注意が必要な感染症「SFTS」について、年間を通じた予防の大切さを解説します。

犬の予防薬(フィラリア・ノミ・ダニ)料金見積もり作成

当院ではフィラリア予防は5~12月(8か月分)、ノミ・ダニ予防は年中実施(12か月分)を推奨しています。 その理由については下記記事にて説明しています。 料金見積もり…

ノミについて知っておきたいこと

ノミの活動開始は「13℃」から!

ノミは気温13℃以上で活動開始します。

甲賀市には土山と信楽に観測所があります。

土山の1991~2020年のデータをみてみます。

1991~2020年土山気温 ノミ

1991-2020年のデータからいえるのは甲賀市(土山)では平均気温が13度を超えている5月~10月が特に活発な時期です。

4月や11月も平均の最高気温は13度を超えており、油断できません。

近年では暑い時期も長くなっているため、活発な期間が長くなっているのではないかと思い、2022~2024年の3年間も調べてみました。

2022年土山気温 ノミ
2023年土山気温 ノミ
2024年土山気温 ノミ


近年の平均気温では4月の時点で平均気温が13度を超えており、11月の平均気温でも13度に近いです。

甲賀市では4月~11月はノミが活発に活動する時期であるといえると思います。

また、3月ごろから最高気温が13度を超えることも多くなってくるため、注意が必要です。

お家の中に潜むノミの「95%」!

ペットの体につくノミの成虫は全体のわずか5%にすぎません。

残りは卵・幼虫・さなぎとして環境中に潜み、暖かい室内では13度を超えるため、冬でも繁殖します。

そのため、お外で散歩してくっつけてきたり、ヒトが外出から帰ってきたときに服にくっつけたノミの卵などから繁殖することもあります。

おうちが常に13度以下の人は予防の必要性は薄れてきます。

また、ノミの根絶には「2ヶ月以上」の連続対策が必要です。

環境中のノミも含めて退治するには、最低2ヶ月以上の連続した駆除・予防が不可欠です。

ノミは病気の原因にもなります。

「ノミアレルギー性皮膚炎」を引き起こしたり、内部寄生虫(瓜実条虫)を媒介します。


マダニについて知っておきたいこと

どこにマダニはいるの?

マダニは市内の公園、河川敷、山林、畑、あぜ道、身近な草むらなど、野生動物が出没する可能性のある場所に広く生息しています。
怖いのは「感染症」! SFTSは命に関わることも マダニは吸血時に様々な病気を媒介します。中でも特に注意が必要なのがSFTS(重症熱性血小板減少症候群)です。


SFTSとは?:ウイルスを持つマダニに咬まれて感染。発熱、消化器症状、血小板・白血球減少などが主な症状で、最近治療薬が承認されましたが、時に命を落とす重篤な感染症です。

発生地域: 西日本を中心に発生しており、滋賀県内や近隣地域もリスクエリアです。

ペットも感染?人への影響は?: 犬や猫もSFTSに感染することがあります。感染動物の体液からごく稀に人が感染した報告もありますが、主なリスクは「ペットがマダニを家に持ち込むこと」です。ペットを守ることが、家族全員の健康を守ることに繋がります。

その他の感染症: マダニはSFTS以外にも、ライム病、バベシア症、日本紅斑熱なども媒介します。

秋は「幼ダニ」に注意! 冬でも油断は禁物!

甲賀市でも9月~10月頃は幼ダニが大量発生します。

また、冬でも活動できるマダニがいるため油断できません。

甲賀市での予防、いつからいつまで? → 答えは「一年中」!


甲賀市の気候(土山のデータ)とノミ・マダニ(特にSFTSを媒介するマダニ)のリスクを考えると、予防が必要な時期は以下のようになります。

ノミ: 少なくとも春~晩秋は高リスクです。室内リスクを考え一年中の対策が最も安全です。

マダニ: 春~秋は特に感染リスクが高く、秋には幼ダニのピーク。冬でもリスクがあるため年間を通じた予防が不可欠です。

ノミ・ダニの予防薬はセットになっています。

フィラリア予防では8か月の予防が合理的であるため8か月分の購入で割引をさせていただいていますが、ノミ・ダニ予防では年間を通じた予防がノミ・ダニの生態を考えると理にかなっているため、12か月分の購入をされた方に割引を行っています。

フィラリア予防については下記の記事を参照。

滋賀県甲賀市のフィラリア予防すべき期間

フィラリア予防薬を飲む期間は? 犬飼いにとって蚊からかかる感染症として最も有名であろうものがフィラリア症(犬糸状虫症)です。 滋賀県だとだいたい「5月~12月に予防…


大切な家族とご自身を守るために ~具体的な対策~


ノミやマダニから、ペットとご自身の健康を守るために、以下の対策を徹底しましょう。

【ペット】必ず動物病院で相談・予防薬を!

体重やライフスタイルに合った、ノミ・マダニ両方に効果のある予防薬を処方してもらいましょう。
毎月(または指示通り)継続して投与し、一年中続けることが重要です。「うっかり忘れ」を防ぐ工夫を。

【ペット】お散歩後のチェック

特に草むら等に入った後は、マダニが付いていないか、全身(特に耳、目の周り、指の間、脇の下など)をよく確認しましょう。

【ご自身】野外活動時の服装

長袖・長ズボン、帽子、手袋などを着用し、肌の露出を最小限に。
シャツの裾はズボンに、ズボンの裾は靴下や靴の中に入れる。
明るい色の服はマダニを見つけやすいです。
サンダル等を避け、足を完全に覆う靴を履く。
【ご自身】虫除け剤の活用

虫除け剤を、露出した皮膚や衣類に適切に使用しましょう(使用上の注意を守る)。

【ご自身】野外活動中の行動

マダニがいそうな場所(草むら、笹薮など)にはむやみに立ち入らない。
地面に直接座ったり、衣類や荷物を置いたりしない(敷物を使う)。

【ご自身】帰宅後のケア

すぐにシャワーや入浴をし、新しい服に着替える。
着ていた服はすぐに洗濯するか、密閉できる袋に入れる。
全身(特に髪の生え際、耳の後ろ、脇の下、へそ、足の付け根、膝の裏など)にマダニが付いていないか念入りに確認する。

【共通】マダニを見つけたら:正しい除去を

無理に潰したり、引き抜こうとしないでください。
先の細いピンセットで、皮膚に近いマダニの頭部を掴み、ゆっくりと真上に引き抜きます。
除去後は、刺された部位を消毒し、数週間は体調変化に注意し、発熱などがあれば必ず医療機関を受診してください。
自分で取るのが難しい場合や、一部が残ってしまった場合は、皮膚科などを受診しましょう。

【共通】環境整備

自宅の庭などの草刈りを定期的に行い、マダニの住みにくい環境を作りましょう。
室内のこまめな掃除(特にペットの寝床周り)もノミ対策に繋がります。
甲賀市の自然豊かな環境はペットにとっても魅力的ですが、ノミ・マダニ、そしてSFTSのリスクも身近にあります。

正しい知識と年間を通じた予防策で、大切な家族とご自身の健康を守りましょう。

お気軽にご予約ください。

犬の予防薬(フィラリア・ノミ・ダニ)料金見積もり作成

当院ではフィラリア予防は5~12月(8か月分)、ノミ・ダニ予防は年中実施(12か月分)を推奨しています。 その理由については下記記事にて説明しています。 料金見積もり…

滋賀県甲賀市のフィラリア予防すべき期間

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予防医療について(ワクチン、フィラリア、ノミ・ダニ、避妊・去勢)

ワクチン接種について 感染症からの予防や重症化リスク軽減のために摂取されるワクチンですが、ひとことにワクチンといってもいくつかの種類が存在します。 混合ワクチン…

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